44G × 3UP × シュピーゲル S660と化学反応

今回の関東出張は、44Gのヨシタクさんと同行です。一番の目的は、S660の新商品開発のために必要な型取車両の確保。

提供してくれるのはシュピーゲルのヘンミ部長。個人車両を貸し出しを申し出てくれました!

http://www.spiegel.co.jp/

そして、それをシルクロードに届ける役目をヨシタクさんにお願いしたことから、今回の不思議な、ショップ社長とシルクロード営業マンの同行の旅が始まりました。時系列は順不同で、今回はいきなり最終日。

さて、車両提供してくれるヘンミさんから、

「一つだけ条件あります」

えっつ!? なに!?

「クルマを引き渡す場所を、3UPさんにしてください!」

いや、別にいいけど…変わった条件だな。 ということで、むさくるしいおっさんが3UPに大集合!

http://www.e-3up.com/

それにしてもありえない光景です。3UPの作業場に、三上さん、44Gのよしたくさん、シュピーゲルのヘンミ君がいます。完全にジャンル違いのメンバー。

そうだ、そもそも、三上さんもなんでここに集合するのを快諾してくれたんだろう?

「面白いじゃないですか、全然違うジャンルの人たちの話をきけるの! 仕事にならなくてもいいんですよ。 それに僕も興味があるんですよ、軽自動車。」

なんで? シルビア、スカイラインの仕事山盛りでしょ?

「ドリフトはもちろん主になっていますが、クルマはどれも好きですよ。ジムニーなんかも昔乗っていて、今ものりたいな~って思ってるし。そもそも、最近は、シルビア、スカライン、チェイサーも含めて、遊ぶ車が古くなって、高額になって、気軽に遊べなくなってきたんで、軽自動車って魅力的だな~って思っているんですよ。だから今日は楽しみにしてました」

なるほどね、そういうことか。

「山本自動車さんとお付き合いするようになって、さらにこの時代においては、走らせて遊べるのは軽自動車だなって感じていたんですよね」

http://www.jaws-yamamoto.com/

あれ? じゃ、ヘンミ部長はなんで3UPを集合場所にしたの?

「実は、僕は昔、若いころドリフトを始めようとした時期があって、その時雑誌で話題をさらっていた3UPさんの門を叩こうと考えていたことがあったんですよ。つまりものすごく憧れてたことがあったんですよ(照) シルクロードさんの取引先って知ってたからチャンスだと思って」

面白いもんですね、数十年前はまさかこんな形で、軽自動車パーツメーカーの部長として訪問することは想像もしてなかったでしょうからね。

さっそく、S660に興味深々の三上さんのチェックが始まりました。みんな唖然…

三上さん、一体何を調べてるんですか? 

 

「いや~、このクルマはドリフトは無理ですねえ。アームが長い! ある意味よくできてますね、レーシングカーと同じ発想ですね」

するとヘンミさんも、

「そうなんです、コーナリングは良い車ですよね、逆に言えば、絶対にスライドさせてくれなくて」

その後も楽しそうに、クルマ好きのオッサンたちがワイワイやっているのを、クルマに興味の無い営業マンの私は冷ややかに眺めていました。

「で、結局何をつくるんですか?」

まずは、44Gさんリクエストのトルクダンパー、リアエンジンを空冷するためのリアバンパー、そして狭いスペースにたくさんの収納ができる小物置き場。 だって、あまりにも狭くておっさん二人がのるとこんな感じなんだもん…

おつかれさま~。ここでお二人はモーホーデートに出発。

私はいつも通りそのまま3UPさんでごやっかいに。

いつも最高のジンギスカンパーティー。でも今日はそれよりももっと大事なことがありました!

そう!今日は侍ブルーVSポーランド!

なんと三上さんは元サッカーボーイ!

クルマと同様、非常にきめ細やかな論理的な解説が入るので、興味の無い私も非常に面白かった! そしてプロの解説者が説明することを数秒前に同じように説明していることに驚きました。

負けたものの、泥臭くても、決勝トーナメント出場のために、ブーイングをあびながらも時間稼ぎをし、実を拾った姿勢は、日々泥まみれでうだつが上がらずもがいている中年の私には、むしろ連帯感と美しさすら感じてしまいました。

さてさて、珍道中はおわりましたが、色んなショップさんを44Gさんとめぐりましたので、小出しに紹介していきます~

ジャンルが違うもの同士が出会うと起きる化学反応は本当に楽しい!

S660の共同開発商品内容もおたのしみに~